20120702 潮岬

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昨夜1時就寝2時起床。
昼間いっぱい寝たんで余裕です。
 
車3台をどかし、車の後ろに隠してあるバイクを出して、
タンクバッグとシートバッグを装着して…30分はかかる。
雨だったから前日に準備出来なくてね。
 
2時50分出発。
ガソリン入れて、植田から高速に乗る。
名港トリトン辺りから濃霧で前が見えず、トラックの後ろを走り続けた。
東名阪、伊勢自動車道紀勢自動車道、全部霧。
途中、晴れの予報だったのに当たり前のように雨が降る。
 
「なんでだ…」
 
4時半。紀勢自動車道終点手前の奥伊勢PA
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雨のように霧が降っていた。
霧のように雨が降っていた。どっちなのかは分からない。
シールドが霧に覆われて余計に見えない。
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今日の行き先、考え直した方がいいのではないかと迷っているところ。
しかし、ここまで来てしまった以上、後戻りする訳に行かないのだ。
気を取り直し、終点紀勢大内山で降り、5時にはR42熊野街道へ。
 
高速を降りてもうんざりする程の霧。
薄暗い山間の田舎道に立ち込める霧が幻想的な雰囲気を演出してくれるんだけど、
走る事を考えたら苦痛でしかない。
そしてまた雨…
仕方なくレインウェアを着る。
 
「道中がどんなにつまらなくても目的地に着けば全てが報われる」
 
そう信じてひたすらR42を走り続け、3つ程峠を越える。
峠の霧は完全な拷問です。何も見えんもん。
交通情報の電光掲示板には「三重県全域濃霧注意報」だって。
R42はとてもいい道なんですが、霧で全てが台無しです。
 
まあ、前日が雨だったのに夜明けにこんなとこ走るのがダメなんだけど。
通勤時間帯を避けるにはこうするしかないんです。
 
七里御浜の辺りまで来た。
どこまで行っても霧霧霧。景色なんて微塵も楽しめません。
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「多分、三重はこれが日常だから仕方ないんだ!」
そう言い聞かせてまだまだR42を走ります。
 
7時過ぎたくらいかなぁ希望の光が射したのは。
和歌山に入ったら一気に青空に。
那智勝浦、湯川の辺りまで来てようやく気持ちよく走れました。
 
しかしR42は片側一車線でそれなりに交通量もある為、
とにかく時間がかかります。
何せ、145kmも下道を走るんで。
目的地数キロ手前、沢山のカニが道を横切っているのを発見。
カニを避けながら走行のテクニカルコースを無事クリア。
 
8時半、快晴の中、とうとうやって来ました。
本州最南端の地、潮岬です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
遂に来たぞぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!うおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
特に理由はないけど、何となくここに行ってみたくなったんです。
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霧地獄と下道地獄に耐えた甲斐があった…
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快晴の潮岬。
また新しい海に出会いました。
とんでもない絶景という訳ではないんですが、本州最南端に来た事に意義があるんです。
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地元の人に聞いたところ、バイクを海沿いに持ってって写真撮れるようなとこはない言われた…
仕方なくキャンプ場の駐車場から無理矢理撮る。
海もバイクも中途半端な構図だ…
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さて、帰りますよ。
6時間近くかけてやっとの思いで到着した潮岬を僅か10分で去る。
これぞ弾丸ツーリングの醍醐味。
目的地に行く事が全て。余計な事は何もしない。何も食べない。
着いたら帰るのです。
 
さすがに自分でも「もう帰るの?」って思ったんだけど、帰ります。
遠出はやっぱり泊まりでゆっくり過ごしたいけど、
梅雨は天気の事考えるとなかなか難しいです。
 
来た道をそのまま引き返します。
霧で楽しめなかった峠を楽しむつもりでいたんだけど、
交通量は増え、峠は工事でそこらじゅう車線規制…
信号待ちで前に出ても抜いた分の車が右左折で補充されて切りがない…
 
それでも何とか3時間で高速に乗って14時に帰って来ました。
片道ジャスト300kmで内半分が下道なのは酷です。
せめて高速100kmくらい延長して欲しい。
 
高速がないから馴染みがないんでしょうけど、
尾鷲、熊野の辺りは雰囲気が独特で好きです。
 
今日悔やまれるのは何と言っても写真。
帰りに那智勝浦や七里御浜でバイクの写真を撮りたかったんですが、
撮りたいと思うとこは全部停められなくて、断念しました。
快晴の熊野灘はほんとに綺麗だったので、撮りたかった…
 
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霧と雨で汚れた14Rを今日もプレクサスで労ります。
今日は相当しんどかったんですが、
例えこの身が砕けようとその日の汚れはその日の内に落とすのが鉄則です。