20120717 淡路島

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バイクで島に行ってみたい。
そんな夢を叶えるべく、今回の行き先は淡路島です。
 
15日早朝4時半出発。
前回同様、伊勢湾岸を走る。
前回の潮岬行きで、意外にも好きになった伊勢湾岸。
明け方の名港トリトンの景色は悪くない。
 
景色を眺めながらのんびり走っていると、後方から湾岸バトルを繰り広げる車が
数台やって来た。
3車線を縦横無尽に走って私を抜かして行くのはまあいい。
しかしおとなしく走行車線を走ってる私を威嚇するかの様に猛追、
並走しながらこっちに車線変更、ウィンカーは出さない等、
完全に私の逆鱗に触れた。
 
数秒で置き去りにしてやりました。
 
2輪は常に転倒と隣り合わせです。バカみたいに急かすのは止めて頂きたい。
 
おかげで5時御在所SA到着。
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5時にもかかわらずハーレーのチョッパー軍団がひしめき合ってた…
 
SA出口ではヒッチハイクしてる人もいた。
奇跡的に乗せて貰ってたのが信じられませんでした。
やがて復活したゼファーで彼女がやって来た。途中どしゃ降りに遭遇したそうだ。
 
6時、憧れの淡路島へ向けて出発。
新名神名神、あっという間に大阪に突入。
潮岬の300kmと淡路島の300kmじゃ断然こっちのが楽だと思ってたら
西宮付近から12kmの渋滞…
しかも恐ろしく暑い…
 
昨日は何となく道間違えない気がしたので結構前を走ってました。
でも私が間違えないなんて事は2億%ない話なんです。
ルート確認してるのに、予想と違って感じる景色だと「こっちかも…」って思っても
無視してしまうのが私です。
垂水JCTで見事に明石方面へ進入して完全に間違えました。
どんどん自分が嫌いになります。
間違える事が許せません。
このままだと道間違えるのが許せないって理由でバイク降り兼ねません。
 
もう地図でのルート確認と案内標識だけじゃ私には何の効き目もないんだと
悟りました。
でも、そんな理由でバイク降りたくないんで、以前は邪道だと思ってましたが
いずれナビを導入します。もうこの自分に耐えられません。
 
「自分も同じだ…」って思う方、方向音痴である事にコンプレックスをお持ちの方、
是非友達になりましょう。
 
また先導して貰って高速降りて乗り直し…
 
ようやく明石海峡大橋に辿り着く。
ところが渡り始めるととてつもない強風。台風?っていうくらい。
絶景が広がってるのに景色なんて見てる余裕微塵もない。
全長3,911m
世界最長の吊り橋だって。
走ってて、こういう状況だと不可抗力っていうものがあるんだろうなって思った。
いつ倒れても不思議じゃない感じだった。
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何とか渡り切って、遂に淡路島入りを果たしたのは11時頃。
R28で海を眺めながら道の駅東浦ターミナルパークへ。
そこで売ってたタコの姿焼。
これが非常に美味しかった。
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ここから本日の宿へと向かいます。
暑さと疲労で眠気に襲われ、センターライン割りかけたり
ガードレールに激突しそうになったりしながら14時ホテル到着。
今回のホテルは洲本にあるサンライズ淡路。
 
何やらイベントをやってるらしく、駐車場入り口の係員の指示に従い、
バイクを玄関近くに停車。日陰で休憩していた。
 
するとそこに大勢の子供がやって来た。
「ヤバイ…」
バイクの天敵だ。
でも、自分がバイクの横にいれば大丈夫だと思ってた矢先、
ガシャン!!!!
 
背後で嫌な音がした。
何があったか見なくても分かる音だ。
振り返るとヘルメットが転がっていた。
たまたまそれを見ていた彼女が落とした子を捕まえ、
問い詰める。
合宿でイベントに来ていたそうで、親はおらず、引率の大人が5,6人いた。
 
ここからのやり取りが下らな過ぎて思い出すのも嫌だ…
 
子供は自分が落とした事を認めない。
問い詰めて認めたと思ったら今度は引率のおっさんが「そもそもここは駐車スペース
ちゃうんちゃいますの?」だの「よう分からんけどヘルメットってそうやって
掛けておくもんなん?」だの「わざとやった訳やないやろし…」だの
「こっちが10悪いん?」だのとゴネ出した。
 
そうかそうか、そう来るならおいらもゴネよ。
そっちが大阪弁丸出しならこっちは名古屋弁丸出しでゴネたる。
親の連絡先を教えろと言ったら泣き出す子供。
じゃあこの中に連絡先知っとるのはおらんのかと大人どもに聞いても
「まぁ…分かるけどぉ…」とむにゃむにゃむにゃむにゃはっきりしない。
 
話が大きくなってようやく自分から謝った子供。
でも連絡先だけは頑なに言わない。
 
そっちが悪い、いやそっちが悪いのしょうもない押し問答が延々と続き、
暑さと疲労でさすがにもうどうでもいいや…と思いかけていたら
ホテルの支配人が出て来た。
 
警察を呼ぶか示談するかして欲しいと。
 
それでもまだまだしょうもないやり取りが続くので見るに見兼ねて
ホテル側の整備不足と初めてのイベントで係員の案内に不備があった事を
理由にホテル側で修理代払うから丸く収めて欲しいと言われた。
 
部品代だけで言ったらせいぜい5、6千円のものだから、
それくらいなら払いますと。
 
もうさっさとこの間抜けなやり取りを終わらせたかったのでそれで納得した。
はっきり言ってアスファルトに落ちた時点で私は修理に出す気などないんです。
ヘルメットの取説見せてほらここに一度衝撃加えると性能損なう恐れあるって書いてあるでしょ
とか言ってもヘルメットの価値なんて乗らない人間に熱弁したって
まず理解されない。
 
子供に軽く説教して終わりにした。
 
風が強いからと思っていつもと違う掛け方をしたのが大誤算を招いた…
 
チェックインしてシャワー浴びて18時まで寝た。
サンセットビーチで写真を撮ろうと、夕暮れの中を走り出した。
ズタズタのヘルメットを被り途方に暮れる。
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何となくバイクにも元気がなさそうに見える…
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海も悲しげに見える…
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すっかり日の暮れた淡路島。
田舎道を40kmくらいで走ってるだけなのに虫の猛攻撃に遭う。
夜になっても蒸し暑くて、また汗だくになった。
こうして身も心もヘルメットもズタズタになって1日が終わって行った。
 
翌日、5時半起床。6時出発。
強風により大鳴門橋を渡るのを断念。
鳴門岬近くから橋の写真を撮る。
写真中央が橋…停車して撮るのはここが限界だったんです。
いつもここぞという所では絶対に停車出来なくてなかなかいい写真が撮れません。
イメージ 7
高速の渋滞予測で11時から渋滞始まるとなっていたのでここから一気に帰る事に。
とりあえず、淡路島縦断を果たした。
帰りの高速も物凄い強風で、明石海峡大橋が近付くに連れて緊張感が増す。
ヘルメットに引き続き転倒までしたらもう立ち直れなくなる。
 
橋の手前淡路SAで朝食。暑さで頭痛も始まったので薬を飲み橋に備えて体調を整える。
迫り来る恐怖の橋…両足出してでも走ってやろうかと思ってたけど、
全然風なくて助かった。
快晴の中、眺めも良かった。
 
淡路島、渋滞さえしなければ潮岬なんかよりよっぽど早く行けるし、
四国入りも目前。涼しい季節なら弾丸で行けると、また弾丸ツーリングの
可能性を見出しました。
 
もう梅雨明けだと思いますが、梅雨入り前から毎週欠かさず乗れてる運の良さ。
 
阪神高速に乗り、容赦なく照り付ける太陽。
ズタズタヘルメット内の気温がぐんぐん上昇してどんどん頭が痛くなる。
片頭痛酷いんで人一倍頭痛くなり易いんです。
だからズタヘルも頭痛要因だと思います。
しかし何とか渋滞始る前に大阪を抜け、大津PAの涼しいベビールームにこっそり侵入して休憩。
ベビールームだけめちゃ涼しいんだもん。
 
その先も順調に走り、養老SAでまた休憩。
治まらない頭痛にまたイヴクイックを飲む。
彼女曰く、熱中症の症状だって。
 
14時帰宅。
熱中症の疑いがあるにもかかわらず炎天下の中洗車。
だって…
 
プレクサス
     やらなきゃバイク
              しまえない
 
ですからね。へへっ。
 
水でシャワー浴びて、全然治まらない頭痛にまたイヴクイック飲む…
 
そしてしゃぼん玉へヘルメットを物色しに行った。
以前はコンタクトで乗ってたんだけど両目同時にずれて恐怖体験したのをきっかけに
メガネライダーになったのもあって、
どうせだったらシステムヘルメットにしようと考えていた。
 
ズタヘルはアライのクァンタムJだけど、
ショウエイのシスヘル、ネオテックを選択。
試着してメガネとの相性を確認。装着感は断然こっちの方がいい。
仕方なく、90%自腹で購入…
予定していたリアインナーフェンダー装着が完全に遠のいたけど、
仕方ない…
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それと、もう1つ問題があって、彼女だけETCのゲートが大抵開きません。
中古のETCを取り付けてて、最初からその症状がありました。
ただ、淡路初日はほとんどの確率で開かなかったんで気の毒です。
 
転倒したのが原因で症状が酷くなったかも知れないし、暑さによるものかも知れないし、
中古なので配線の劣化等も考えられるのですが、
ゲートでは緑ランプはちゃんと点灯してるそうです。
ネットで調べても、同じ様な症状の方はみなさん原因不明の様です。
他のバイクは問題なく通過してるのでやはり車載機かアンテナに問題があると思うんですが、
原因不明です…
 
これからの季節、長距離は体力的というより、頭的にしんどくなって来るので
距離と行き先が限定されて来そうです。
 
それでもね
      乗らなきゃ多分
              気が済まない
 
夏が大嫌いな私ですが、バイクで生まれ変わりました。
 
あ、今度からヘルメットはSA等でも持ち歩こうと思います。