20120904 奥三河

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私には夢がある。
全国走破は勿論だが、どうしても得たい称号がある。
それは…奥三河案内人。
三河を知り尽くしたいのです。
全国的に見て奥三河の道がライダーにとってどういう位置付けにあるかは知りませんが、
私には珠玉の道の宝庫に思えてなりません。
際立つ観光地や名所がある訳ではないので非常に地味なんですが、
その地味さがいいんです。
 
今日は奥三河案内人への第一歩として、今まで行かなかった所へ足を延ばしてみました。
 
4時半起床。窓の外を見るとまだ闇だったからまた寝た。
起きたら9時半…終わった…もう1日が終わったに等しい時間だ…
でも、遠出じゃないから走ろう…
 
ポツポツと雨が降る中を走り出し、グリーンロードを枝下で降りた。
県道11号を左折、西広瀬町を右折すると最初の目的地である名鉄三河広瀬駅跡に到着。
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廃駅ですが、まだ新しいし駅舎は食堂として使われる事があるようです。
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ホームからは矢作川の流れが望めます。いい駅だ…
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廃墟、廃道、廃駅、廃校、廃村など、かつて栄えていたが今は誰もいないという
栄枯盛衰を感じられる場所が私は大好きです。
昭和レトロという言葉がもてはやされた時期がありましたが、
それと同じ様なもんです。
自分がその場に立った時、当時の情景をイメージ出来るところに廃~の魅力があります。
 
廃駅を堪能し、このまま11号を明智方面へ走ります。
地図上では退屈そうな道ですが、矢作川沿いを信号もなくとても気持ち良く走れます。
笹戸温泉とか、ほんとに地味なんだけど三河奥座敷って雰囲気がたまりません。
市役所を右折し、県道356号に入り、第二矢作ダム、奥矢作湖に到着。
奥矢作湖周回の県道356、20号は波状路並の減速帯がそこらじゅうに仕掛けられており、
走れたもんじゃありません。来た事を本気で後悔しました。
しかし奥三河案内人になるには来る必要があるんです…
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周りにはほんとに何もないんで三河湖の1000倍寂しい場所です…
 
そしてR257に出て右折。景色が開けてほっとします。
しばらく走ると見覚えのある交差点が…稲武町
避けてたつもりなのに結局ここに辿り着くのか…
どんぐりの里いなぶ。。。もううんざりする程来ました。
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しかし今日は経由地として立ち寄る事に。
月見うどんを食べてちょっと休憩。
ここに来ると何故か「さて、帰ろう」っていう感じになる。
しかし今日は帰りません。ここからが本番。
 
これ以降は何もプランがないのでとりあえずR153を飯田方面へ走ってみた。
しばらく走り、根羽村に入ったが、同時に長野県に入った事になる。
ここまで来たら奥三河とは言えないんじゃないだろうかと疑問に思い、ちょっと引き返し
私の中で現時点で奥三河最強の道である県道10号に入った。
伊那街道と呼ばれるこの道、やっぱり他の道とは一味違う。
景色は一切開ける事のない山道。
大きな岩がゴロゴロ転がっているこじんまりとした清流を眺めながらこじんまりとした
道を走り続ける。
茶臼山高原道路の入り口があったけど、今回はスルーした。
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近場ツーリングはこうして撮影に割く時間があるのもいいです。
やがて県道10号は終わり、R257をさらに南下。
途中にあったサークルKで休憩してると、XJR1200に乗った66歳のおじさんに出会った。
1時間以上立ち話。
おじさんは豊田の人なんだけど、何年走っててもこの辺の道はやっぱりいいって言ってました。
そのお歳だと皆さんハーレーに行きますよね?って聞くと、
「これの前はイントルーダー1500だったんですがねぇ、やっぱり倒して走るのが
楽しいんですわぁ。この歳になるとみーんなアメリカン乗るけど、
こういうとこ走れんようになるのは嫌でねぇ」って。
 
素敵なおじさんだ!
 
タイヤの一皮剥きするならいいとこあるよって、秘密の場所を教えて貰いました。
おじさんは冶部坂高原を目指し、お互いの無事を祈って走り出しました。
 
しばらくR257を走り、R420へ右折。
R420、473といういつものお気に入りコースで香嵐渓に出て、
グリーンロードで帰って来ました。
 
走行距離190km
大分走ったように思いますが、奥三河はまだまだ奥が深いです。
どこを走っても決して絶景には巡り合えない奥三河
しかし、この山深い土地そのものが絶景なのです。
 
さて、話は変わりますが、もうじき8000kmなんで本格的にタイヤ交換の時期です。
タイヤ交換と同時に激安マフラーに交換する事にしました。
ショップでも持ち込みでやってくれるって言われたんですが、
純正戻しの際に自分で出来た方がいいので自分でやろうと思ってます。
今どうしても気になって仕方ないのがセンタースタンドの処遇。
 
US仕様のスリップオンなのでセンタースタンドストッパーは付属されておらず、
ビートさんのストッパーを注文したのですが、
マフラーとセンスタのクリアランスをギリギリに調整出来たとして
バンクさせた際にどのレベルでセンスタを擦るのかが死ぬ程不安。
現在のメッツェラーM5には3段階のリーンインジケータが付いてて
左右共にほぼ使い切ってますがステップを擦った事はありません。
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現状でステップのバンクセンサーとセンスタの張り出した部分はほぼ同じ高さですが、
ストッパー着けたら絶対センスタ下がるじゃないですか…
左カーブの上りヘアピンとかが猛烈に不安です。
 
国産マフラーだとフルエキでサーキット専用!とか書いてあってもセンスタ使用可って
書いてありますよね。
それでサーキット走って擦らないんですかね?
 
センスタは手放したくないんです…
マフラー変えてセンスタ擦った人がいたら是非教えて頂きたいです。