20130602 御嶽山

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6月1日朝6時、中央道を小牧で降り、R41を高山方面へ向かった。
今回は彼女と下呂温泉へ行くのだが、彼女は昼まで仕事なので私は
フライングして岐阜のまだ知らない道を開拓しに出掛けた。
この土日は運良く天気が持ちそう。
まだ交通量の少ないR41をのんびりと流す。
 
穏やかなツーリングの始まりだった。
 
交通量が少ないとは言え、1車線のR41をダラダラと走るのに飽きてしまい、
目に入った郡上へのR256濃飛横断自動車道へ。
すぐにやたらと長いトンネルに入り、出口が見えた瞬間結構驚いた。
トンネルを出た瞬間に90度カーブ。
何て危険なトンネルなんだ…
 
K86へ左折し、R256で堀越峠を走る。
これが非常に楽しい道だった。
 
そして辿り着いた郡上八幡
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郡上八幡は亡くなった祖母が大好きな場所であった。
だから私も来た事があったと思うのだが、全く記憶にない。
鮎釣りで賑わう長良川も郡上ならではの光景だ。
夏祭りの時期を想像するとそれだけでワクワクする様な場所だ。
 
お気に入りとなったR256をまた走る。
しかしまたR41へ戻るのもつまらないので、R256~K86で岩屋ダムを走る。
ダム沿いの道はどこもあまりいいイメージがないのだが、
岩屋ダムは路面状態が良好なのだ。
K86~K431~R257~R41
 
時刻は12時前。彼女が来るまでまだ時間があるので高山まで行ってみる。
道の駅飛騨海道なぎさに入り、バイクを降りたその時、
フロントスプロケカバーの辺りから1滴の茶色い液体が垂れるのがたまたま見えた。
 
「…なんだこれ…」
地面に落ちた液体を触ってみると、あからさまに茶色い。
まさか…エンジンオイル…
 
スプロケカバー下のマフラーの汚れ具合を見ると
普段通りのチェーンオイルの汚れだとは思うけど、
茶色い液体が垂れた瞬間を見てしまったので気になって仕方ない…
しばらく様子を見る事に(結局、何ともなかったみたいです)。
 
去年も一昨年も来てる高山の古い町並み。
ここは免許取る前のお盆に彼女のバイクで初めてのタンデムで来て、
帰ったらすぐ免許取ろう!と心に決めた場所です。
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こんな所をバイクで徘徊してるのは私だけで視線が痛かったんで
そそくさと立ち去ります。ここに停車するまでに古い町並みエリアを
何度も何度も走りました。
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高山市街は真夏の様に暑く、体力の限界が来る前にまたR41で下呂へ戻ります。
 
宿のチェックインが15時。ちょうど15時に宿に着いたので
一足先に部屋に入って彼女を待ちました。
やがて下呂大橋の辺に着いたと連絡があったので、温泉街へと向かった。
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この河川敷に無料の露天風呂があり、何年も前から入りたいと思っていたと言う
彼女は「15分だけ時間ちょうだい」と、念願叶って入りました。
橋から丸見えなので男女共に水着の着用が必須です。
毎年の様に川の増水で埋まってしまうらしく、
地元のボランティアで造り直すらしいです。
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向こうの線路に電車が通るのを待ったんですが、
いつまで待っても通らなかったんで電車とバイクの写真は断念。
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R41沿いのお店で早い夕食にしました。
私のブログにはグルメ情報が乏しく食にこだわりがないと彼女から指摘を受けたので
たまには載せます。
30cm級エビ天おろしうどん。
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宿に戻り、ゼファーがどんな乗り味に変わったのか試乗しました。
やはりマフラーで大分軽くなってました。
でも一番はオーリンズですね。乗り心地がめちゃいいです。
その後、ゼファーでタンデムして朝食の買い出しへ。
夕暮れ時の下呂は綺麗でした。
 
今回の宿は青年民宿赤かぶさんです。
明治2年に建てられた飛騨の古民家を移築改造したという趣のある宿です。
支配人のおばさんもとても気さくな方でビジネスホテル派の私も
また泊まりたいと思う宿でした。
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今朝は7時起床。
今日はなかなかご一緒出来なかったちょ~太さんとけんさんと走る事になっていたので、
宿を出て彼女は巌立峡へ、
私は待ち合わせ場所である道の駅花街道付知へと向かいました。
 
10時、ちょ~太さんとけんさんがやって来た。
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けんさんとは初顔合わせです。
大柄な方でおちゃめな印象を受けました(笑)
愛機はBMW R1200S
けんさんもバイクも一見おとなしそうに見えますが、
騙されてはいけません。
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今日はけんさんの庭と思われる御嶽山を反時計回りに走るコースです。
 
R19へ出て南木曽大桑村を抜け、木曾ダム沿いのK20へ。
ちょ~太さんから「けんさんは速くてついて行けない」と伺っており、
けんさんは「ちょ~さんは速くてついて行けない」と伺っており、
どっちが本当なのかこの時点ではまだ謎でした。
 
先頭はけんさんです。私は最後尾。
R361に入った頃から雲行きが怪しくなりました。走りのね。
「うわぁ…始まった…」って思いました。
 
路面状態は良好なのでとりあえずついて行きます。
私は峠を走る際、メルメル路面基準に基いて走り方を決定します。
悪路レベル1~10まで設定がありますが、R361は悪路レベル平均値3くらいです。
まあまあなので大丈夫なんですが、
突然アスファルトが消えてヘアピン砂地ゾーンが現れたんですよ…
怖かったです。
 
途中、道の駅で昼食。
辛味噌ラーメン。あまり味噌な感じじゃなかったけど美味しかったです。
グルメにこだわりのない私が発信するグルメ情報やコメントには期待しないで下さい。
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「けんさん、もう充分ですよね?」
 
「いやいや、まだここからが本番だよぉへっへっ」
 
これ以上何があるのか理解不能なほど私は満足でした。
ここからは私が2番目を走ります。
このままR361で高山に抜けるのかと思いきや、K435鈴蘭スカイラインへ。
 
また始まった。
幸い、国際的に見ても厳しいとされるメルメル路面基準でもかなり良好な部類の道だったので
ついて行きました。
鈴蘭スカイライン最高です。
 
道の駅で休憩。
ルートを考えるけんさん。
何か笑ってる。
「ちょっと砂が浮いてたりするかも(笑)」
 
良からぬ事を思い付いた様だ…
 
K437~R41~K88~R257~K431~K86
けんさん怒涛の峠攻めは終わらない。
そして、R256
昨日走った堀越峠かと思いきや、K63という怪しい道へ進入。
時間的にフィナーレとなる道だ。
 
何だこの道………
THE 林道です。
 
メルメル路面基準の設定10じゃ足りない。
幅は軽自動車1台分。ガードレールなし。
路面には小石、松葉、陥没。
 
車でも走りたくない道です。
 
しかも長くて終わりが見えない。
お構いなしに走り続けるけんさん。
もう追うのは完全に止めました。14Rが走るステージとはかけ離れています。
20km/hが限度です。
 
やっとの思いで峠を下りると、けんさんめちゃ笑ってました。
「恨まれるー」とか言いながらめちゃ嬉しそうでした。
 
き…黄鬼だ…
 
私は美並から高速に乗り、ここでお二人と別れました。
今日は朝から晩まで峠尽くしの1日で、ここまで走りに特化したツーリングは
初めてで、非常に楽しかったです。
 
次回は奥三河まったりツーリングがいいです(笑)
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