20141124 屋代島

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こんばんは。
昨夜は42時間不眠状態でブログを書こうとして途中で諦めた
メルメルです。
最初は一行目にこんばんはと書き、今朝おはようございますと書き、
昼にこんにちはと書き、遂にこんばんはと一周しました。
 
世間は3連休ですが、私は日月のみ休みでした。
久々に週末の天気が安定しそうだったので弾丸1,000km超シリーズを
やらなきゃ気が済まなくなり、昨日仕事中に行先を決定しました。
 
「全国走破への道のり」というサブタイトルを掲げたブログにも関わらず
最近は近場でぬくぬくと過ごす事が多くたるんでいました。
一旦近場の楽しさを味わってしまうとなかなか抜け出せなくなり、
「全国走破なんて一生かけてゆっくりやればいいや♪」という考えに
変わってしまいそうだったので自分に喝を入れねばなりません。
 
土曜の勤務を終え、歯医者に行き、20時~23時半までうたた寝すれば
余裕だ!!と意気込んでいましたが、
今回は久々に一秒も眠れませんでした。
いつも寝るのが23時半なので起きようとしていた時間が最も眠いのです。
 
それでも、是が非でも行くのだ!!!!!!!!
胸、お腹、腕、脇腹に計10枚のカイロを惜しげもなく奢ったヒートテック
これからの季節、深夜の高速はこれくらいやらないとダメなのだ。
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そして23日午前0時。
5月の島根以来となる日帰り1,000kmオーバーの旅が始まった。
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どうでもいい話ですが、「日帰り」と言う以上は出発~帰宅までが
同日に収まらないと日帰り不成立なので私はこういう時間に出発するんです。
 
名二環~伊勢湾岸~東名阪~新名神名神中国道を順調に走り、
途中給油を2回。長距離弾丸の場合私は給油以外に休憩時間を取らない
超ストイックボーイです。
これは後半戦に少しでも余裕を与える為に非常に有効な手段なので
目的地に着くまでは心を鬼にして走り続けるのです。
 
山陽道へと乗り継ぎ4時には広島へ入った。
ところが、どこかのトンネルを抜けた瞬間に霧地獄が始まった…
夜中に走る事が多い私にとっては日常茶飯事ですが、
一寸先は霧。80km/hですら走れない状態に陥ったのは初めてです。
バイクにもフォグランプが必須だと本気で思います。
あまりの恐怖にPAに逃げ込みました。
 
それほど霧感は伝わりませんが、トンネルの中ですら霧でろくに走れません。
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ここで5時過ぎまでどうするか考えるも、
6時過ぎなきゃ空は明るくならないので意を決し再出発。
目的地まで100km
玖珂ICまでは70kmくらいなので何とかなるだろうと、
ゆっくり走る車を追走させて頂きました。
 
6時には玖珂ICを降り、コンビニに寄って本格的に空が明るくなるのを
待ち、そろそろ大丈夫かなと走り出すも怒涛の霧攻めが続いた…
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どういう景色の中を走ってるのか一切分からない状態でR437に乗り、
橋を渡ると本日の目的地である屋代島に到着。
 
国土地理院が定める正式名称は屋代島だが、
周防大島とか大島と呼ばれる事が多いというこの島。
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何故今回この島を選んだのかは私としても不明です!!
私の弾丸スタイルはここの景色が気になるとか道が気になるなど、
地図だけを見て決めるので超何となく選びました♪
で、帰宅後にwikiとかで行った先の土地についての知識を得るという
矛盾スタイルなのです♪
 
この島に到着してまず感じたのはやたらと暖かい事でした。
カイロが強烈に暑くて全部取りましたから。
年間通して平均気温が15℃だそうなので本当に常春の島みたいです。
 
山口に来るのは一昨年、尾道に行く前に何となく下関に行ったら何もなくて
愕然として尾道に戻って来たツー以来なので今回はこの島を走る事に
集中しました。
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どうやら釣りのメッカらしく、釣り人の数が多かったです。
今回は時計回りに島を一周します。
 
観光、グルメ情報などは一切ありません。
ただ景色を堪能して帰る。それが弾丸ツーの醍醐味なので!!!!!!!
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まあ、今wikiでこの島について調べながら書いてる訳ですが、
周防富士という景観が素晴らしい山があるとの事です。
 
間違いなく私もその山を見て富士山みたいって思っていたんですが、
そういう予備知識がないとそれを写真に収めようとしないという
かなりのデメリットがメルメル弾丸スタイルにはあるのも事実です。
メルメル弾丸スタイルは詰めが甘いどころか最初から詰める気がないので
仕方ありません!!
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霧がなくなるも路面はウェットなのでゆっくり走ります。
 
R437~k60~k4で島を一周するんですが、それほど大きい島ではないので
割とすぐに終わってしまいます。
まったりトコトコ走っていると、「おぉぉぉ!!!」という場所を発見。
 
細い堤防でこれをやるのが夢だったのです。
先端まで慎重にバックで進みました。
この島でもっとも時間を費やしたのがこの堤防での撮影タイムでしょう。
いろんな土地の海へ行く度にこれが出来る場所を探すんですが
なかなかないんです。
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島の北側を走り切るとR437が終わり、k60に入ります。
地図から判断して覚悟はしていましたが、極悪路でした。
 
この島は平地がごく一部しかない島で、後の道は海岸沿いの崖に
無理矢理造りましたみたいな道が続くのです。
しかし、カラフルに彩られる山と海を一緒に堪能出来る素晴らしい景観です。
 
下の写真で遠くにうっすら見えるのが恐らく周防富士でしょう。
奇跡的に映ってました。
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この絶景無理矢理ロードを突き進み、平地に下りると発見した
小学校跡地。
校舎前にバイクを置きたかったんですが階段だったので断念。
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高台から見下ろす集落と海。
私の好きな景色が目白押しな島です♪
やっぱり島はいい!!
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こうして島をぐるりと一周し、道の駅サザンセトとうわで休憩。
ほっし~さんからラインが来ており、
もう帰るか考えてるところですと送ったら「高速代がもったいないですよ」
と言われました(笑)
そもそも私がこういう弾丸をやる本来の目的は宿泊費を浮かす為に
他なりません。
今回の高速費は往復で14,000円くらいしました…
7回は給油したので考えるだけで悲惨です…
 
ほっし~さんにそう言われ、更にここから萩の辺りを走ってしまおうか
と考えたんですが、この時点で30時間以上不眠状態だったので600kmプラス
渋滞の帰り道を考えるとさすがに不安になります。
 
という訳で、帰りましょう♪
こんなに快晴の空の下で屋代島を走れた。
それだけで充分満足なのです♪
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朝は霧に包まれて見えなかった風景を堪能しながら玖珂ICへと戻り、
名古屋方面を目指します。
 
連絡するかどうしようかずっと悩みながら福山SAに寄って、
結局ある人に連絡してみました。
 
「今福山SAにいるんですが、どっかで会えませんか???」
 
相当無茶な話だ。
何故今更連絡するんだ。
何故昨日の内に連絡しなかったんだ。
と、我ながら思ったんですが、帰りの時間と私の余力が全く読めなかったので
無理は承知で連絡させて頂きました。
 
とりあえず走り出し、吉備SAでラインを見ると
「吉備SAで会いませんか?13時50分には行けます」と奇跡のお返事が!!!!!
 
遂に、私の中では幻となっていたあの人に会えるのです。
今年4月に安房峠ですれ違いお会い出来なかったitoumanさんです!!
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お友達のTOMさんも来て下さいました♪
 
私を見つけるなり、やっとお会い出来ましたね~とitoumanさんに
ハグされました(笑)
男同士のハグは人生初です(笑)
itoumanさんはブログでお顔も拝見していたので紳士だろうと予想して
いたのですが、私が思っていた以上に紳士なお方です!!
ツナギを着た紳士ですね。
 
TOMさんはモンスターS4Rテスタストレッタ。
セパハン化されておりテルミニョーニのマフラー。
お二人ともサーキットを走られるのでバリバリなのです。
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乾式クラッチの音がたまりません♪
TOMさんはこの日白い靴を履いており、乾式クラッチ鉄粉が飛散して
靴が黒くなってしまう事に気付かれたそうです。
 
お二人は岡山の某お山でのミーティング帰りでクシタニに向かわれる所でした。
私はitoumanさんが某お山にいる事を知っていたので連絡なければ
そこまで行こうとしてました(笑)
 
これが岡山国際サーキットを激走しているマシンです。
ようやく本物を見る事が出来ました。
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ノジマのエキパイにKファクトリーのサイレンサーという仕様になっており、
サーキットらしい甲高いサウンドでした♪
 
1時間程お話させて頂き、岡山ICまで1kmのツーリングをして
解散となりました。
 
突然過ぎる連絡にも関わらずわざわざSAの中まで来て頂いた
itoumanさん、TOMさん、ありがとうございました♪
 
さて、ここから340km程の道のりが残っています。
3連休なのでそれなりの渋滞は覚悟してましたが…
夕方に差し掛かる事もあり怒涛の渋滞攻撃が幕を開けた。
 
2km…3km…13km…2km…3km…16km…と
細切れに渋滞が続きまくりましたが、幸い関西方面の高速は関東に比べ
車線が広いのでまあまあすり抜けが出来、19時には帰宅出来ました。
 
走行距離1,220km
久々の1,000kmオーバーはやっぱり楽しいです♪
帰って来て洗車を終えた時の充実感がプレミアム♪
季節柄今年はもう諦めていた長距離ですが、
何とか実現しました。
 
どうしてもやりたかった堤防黄昏写真。
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