20150802 山口

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こんばんは。
 
昨日の話ですが、何とか生きて帰りました…
「遠いとこに行ってその日の内に帰って来る」というのが私の中で
弾丸ツーという位置付けになってます。
 
既にツーリングという行為が私にとって人生のテーマになっているので
単に旅を楽しむという意味でのツーリングだけでなく、
限られた時間内で出来る限り無茶をするというツーリングも
取り入れたい訳です。
 
これの条件は1,000km以上走ってそれなりに旅の雰囲気を味わって
24時間以内に帰るというものです。
私が勝手に決めたメルメルールです。
しかし一昨年四国弾丸1,400kmというのをやってから1,000kmでは
物足りなくなってしまい、14Rだと1,000kmは普通に走れてしまうので
今回は1,400kmを超える弾丸をやろうと思ったのです。
わざわざ気が狂う程暑いこの時期に。
 
私が最も苦手とする夏に果たしてどこまで頑張れるのかを試すツーリング
なのです。
苦行になる事は承知の上で挑みます。
 
ツーリングとは「挑戦」なのです!!!!!!!!!!
 
7月31日朝5時半に起床していつも通り仕事をして夜に帰宅。
いつもならここで1時間でも寝て深夜発にするんですが
どうせ寝れないので今回は21時発です。
40時間以上寝ない覚悟が必要です!!!!!!!
さすがに腰が引けましたが決めた以上後には退けません。
 
最初の目的地は角島。
 
名二環~伊勢湾岸~東名阪~新名神名神山陽道中国道
とりあえずの700kmを走り抜きます。
前回捕まったのでとにかくゆっくり。
これも14Rにとっては苦行です…
通常、700kmであれば休憩込みでも7時間で行けるんですが今回は
みっちり8時間かけて5時、角島大橋に到着。
ゆっくり走ると燃費がめちゃいいです。
20km/L超えました。
 
角島大橋が見渡せる道へ進入。
因みに、写真は太陽ではなく月です。
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いろんな人のブログで見る場所ですが
想像以上にガードレールが邪魔…
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この場所で禁断の生物「にょろ」が現れた為一目散に逃げました…
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この時間帯の山口は気温23℃前後でかなり心地良かったんですが
名古屋~大阪辺りの暑さが夜とは思えぬ灼熱具合で既に余力が
ほとんどありません。
しかも前日に左耳の付け根辺りが何故か急にパンパンに腫れてしまい、
ヘルメットを被ると激痛が走るんです。
 
佐渡島が良過ぎたので角島には何も期待していませんでしたが、
渡るだけ渡ってみます。
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確かにこの橋はいいですね。
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しかし橋で渡れてしまう島にロマンを感じなくなってしまったのか、
角島を堪能しようという気が起きません。
というか、しんどくてここにあまり時間を費やす余裕がなかった。
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何の躊躇いもなく立ち去ります。
弾丸ツーに長居は無用だ!!!!!!!!!!!!
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ここからR191で日本海側を走り、
k32~R262で萩へ向かいます。というか、既に萩なんですが
萩のどこへ行くとかって事は何も考えていないのでとりあえず
R262を南下。
山口でいい道を走るなら萩というイメージがあるので
何となく行ってみたかったんです。
 
愛知なら確実に暑い時間になっても山口はまだまだ涼しい。
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すると弱虫。さんのブログでよく登場する秋吉台という看板が目に入り、
秋吉台が何なのかは良く知らないけど行ってみる事に。
私の中のイメージでは「草の生えた小高い丘」くらいに思っていた。
でもここは山口県ビーナスラインという感じの場所で絶景でした。
道もかなり楽しい♪
 
秋吉台は昔、海だったそうでサンゴ礁として誕生したそうです。
石灰岩の中からサンゴ、ウミユリの化石が見つかるそうで、
やがてカルスト台地となり、森林となり、
農業の発展から木は切られ、良質の草原だけを残したそうです。
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またR262へ戻り、もう少し南下。
道の駅があったのでとにかく休憩したくて寄ったんですが
飲食店が開くまで3時間くらいあったので諦めて次へ向かいます。
 
じわじわと暑さが襲いかかって来る…
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萩の道は広くて緩めのワインディングが多く心地良く走れます。
 
やがてR9にぶつかり、北上してずっと行ってみたかった津和野へ。
山口と島根の県境付近にある山陰の小京都と言われる町。
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メインは白壁と鯉が泳ぐ掘割がある城下町の雰囲気を残すこの
殿町通りでしょうか。
この時点で10時前なんですが、
ここに到着した頃には既に35℃まで気温が上がって全身だけでなく
ヘルメットの中までビタビタで気絶しそうでした…
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どうしても気になるなまこ壁。
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奇跡的に鯉が跳ねましたが何かまぬけな感じです。
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とにかく暑くて暑くて、眠気も押し寄せて来るので
何か食べようと店を探すんですが開いている飲食店が見当たらず、
スタンドの人に何かないか聞いてみるとすぐ近くの
道の駅津和野温泉なごみの里ならレストランが開いてるかもと
教えてくれたので行ってみた。
 
しかしレストランは11時から…
もう動く力がないのでお土産コーナーで食糧を調達。
 
あんまきみたいなのと栗団子と地酒アイス。
とにかく甘いものを食べて力を貯えないとこのままじゃ死ぬと思いました。
地酒アイスはバニラに日本酒の味が混じってるのかと思ったら
物凄くさっぱりしていてほのかに日本酒の味がするアイスで
暑さが和らぎました。
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普段は何も食べずに平気ですが、この時はお腹が減ってるから
食べるというよりも生きる為に何か食べなきゃいけないと本気で
思う状態だったのでレストランが開くのを館内の椅子に座って
寝ながら待つ事に。
 
寝ようと思わなくてもすぐ寝れましたね。
観光客で溢れ返る雑音の中よだれを垂らしながら寝てました。
目覚めるとレストランが開いていた。
 
メニューはいろいろありますが、津和野名物の食べ物みたいなのは
見当たりません。
しかし、いいものがありました。
 
柚子味噌かつ定食!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
津和野に来てまで味噌かつに出会えるとは!!しかも柚子味噌なら
余計に気になる。
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名古屋の味噌は濃くて甘辛いですが、柚子味噌は
しゃびしゃびの液体で酸っぱい味噌と柚子の味という感じです。
 
まあ…柚子が入ってるから酸っぱいのかも知れませんが…
 
マスタードっぽい味でもあるんですが、
この酸っぱさが暑い夏にぴったりだと思いました。
 
柚子味噌について調べたところ、この柚子味噌かつ定食はここのおすすめ
メニューで津和野味噌に柚子をたっぷり絞ってブレンドした
特製のたれと紹介されています。
 
時刻は12時。
自宅まで600km弱。
時間的にはまだ余裕がありますが肉体的には微塵の余裕もないので
帰ります。
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津和野からk226~k3~R187でクネクネを走り、
六日市ICから中国道へ。
 
ここからが本格的につらかったです…
高速を走ってるのに暑くて暑くて耐えられなくなりそうでした。
更にお尻の骨、膝の骨と皮膚の痛みが過去最強。
そもそも膝の皮膚が痛いなんて事が初めてです。
帰ってから確認すると…
 
特大の水膨れが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
真夏の長距離は危険です。
私の14Rはサイドフィンがカーボン化してあって内側には純正みたいに
断熱材を入れてないので馬鹿みたいに熱いんです。
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こうして19時前には帰還。
所要時間21時間55分。
走行距離
 
1,496.6km!!!!!惜しい!!!!!!
 
後4km走って切り良くしたかったけどそんな気力がありませんでした。
そんな気力はないけど洗車は全力でやりましたがね。
 
もう真夏の弾丸は凝りました。
来年の夏は絶対にやりませんが、
次は10月か11月にやるかも知れません。
 
秋吉台カルストロードにて。
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