20150823 しらびそ

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こんばんは。
今日もハードなツーから生還しました。
500kmという距離の割に長編になりそうなので珍しく下らない前置きは
省略して本題に参ります。
 
午前5時前。
長久手のグリーンロード手前である人物を待つ。
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去年、天候が悪く果たせなかった約束が1年の時を経て
ようやく実現する時が来たのだ。
 
今回目指すのはパワースポット、ゼロ磁場で有名な
長野県伊那市に存在する分杭峠である。
 
楽にアクセスするなら中央道を伊那辺りで降りて高遠から
R152へ進入すればすぐに行ける場所である。
私の記憶では去年はそういうルートで計画されていたと思ったのだが、
今回は何故かハードルが一気に上げられたのだ。
フォッサマグナ酷道として名高いR152を浜松から北上して
130km近くR152を走ると言うのだ!!!!!!!!!
 
更に…
 
某氏「奥三河経由で行きましょう。間違っても浜松いなさまで
高速を使うなんて事はない様にお願いしますw」と。
 
そんな訳で、奥三河エリアは私が先導して走ります。
 
グリーンロード~R153~R420~R473~R301
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道の駅つくで手作り村で休憩を入れてR301~R151
 
そして今回初めて進入するk9の入り口に辿り着いた。
某氏の寄りたい道の駅がこのk9沿いにあるそうだ。
地図から判断して、k9は紛れもない険道…いや、けん道だ。
 
案の定そこそこ酷い道だった。
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けん道9号なんて道は某氏からしたら嬉しくてたまらない筈の道だ。
背後で私が悪路にうんざりしているのを喜んでいるに違いない!!
某氏はいつもならどんな悪路だろうがお構いなしに突き進んで行く。
 
しかし、この道に入った瞬間から某氏の挙動がおかしい。
全然付いて来ないのだ。
所々で追い付いて来るんだけど、数秒でまた付いて来なくなる。
 
「ごめん、眠くて(笑)」
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さすがは悪路マスター…
この程度のけん道では刺激が足りないとでも言うのか…
 
このトンネルを抜けてしばらくすると道の駅があった。
道の駅くんま水車の里。
場所は浜松市天竜区になります。
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くんまとは熊の事らしいんですが、ネーミングの由来はこの辺りの
地名が熊となっており、熊幼稚園とかもあったのでそういう事でしょう。
 
非常に小さい道の駅なんですが地元のライダーが沢山集まってます。
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こんな悪路を走って何故ここに来るのか疑問でしたが、
浜松市街地からここまでのk9は快走路だったので丁度いいのでしょう。
 
メインのR152も近いのでここで先頭をけんさんと交代。
浜松からR152を延々と北上する恐ろしい旅の始まりです。
最初の内は過剰に広くて綺麗な道が続いて好感が持てるR152
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天竜川沿い~秋葉湖沿いの開けた景色を眺めながら快走♪
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吊り橋から。
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川沿いの休憩所にあるマップで近くに棚田がある事が分かったので
行ってみた。
 
静岡県棚田等十選」選定地区になっている
瀬尻の段々茶畑です。
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上から見れないのが残念だと言うと、
マジックで「林道」と書かれた道に私を誘おうとするけんさん。
勿論、全力で拒否しました♪
 
まじまじと見ると、確かにとてつもない石積みです。
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更にR152を北上し、
飯田線相月駅(あいづき)」へ。
 
ちょっと前にも飯田線大嵐駅(おおぞれ)」を訪れましたが、
この飯田線は非常に興味深いです。
全国秘境駅ランキング2位の小和田駅飯田線なので
飯田線に乗ってみたくなります。
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この辺りまで来るとR152はかなり怪しい雰囲気になって来ます。
とは言っても、酷道ばかり走っているので狭くてガタガタなのは
日常茶飯事。特に問題ありません。
 
R152で常に崖崩れが起きている青崩峠を迂回し更に北上。
一旦R152を逸れてしらびそ高原を目指します。
この道が鬼でした。
景色は絶景なんですが究極に狭い急勾配ヘアピンを延々と走らされます。
 
普段、砂利はNGな私ですがけん道&酷道で既に結構汚れているので
絶景ポイントなのもあってここで撮影。
下界は晴れてるんですが上空は曇ってました。
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麓から高原まで20km程度ですがかなり遠く感じます。
そして辿り着いたハイランドしらびそ
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時刻は12時前。ここで昼食にします。
私は伝統料理と書かれた「ジンギス丼」を注文。
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こないだの和歌山で酷い料理に出くわしたのもあって期待はしません
でしたが、これはかなり美味しい!!!!!!!!!
ピリ辛のたれで味付けされており、臭味も感じませんでした。
 
駐車場の芝生から撮影。
曇りまくりです。
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ここは当然涼しいんですが、
ここまでの道のりはいつも通りとにかく暑くて私もけんさんも
結構疲れて来ました。
 
こういった撮影スポットの全てが砂利です…
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山を下りながら。
一見綺麗そうな道に見えますが、上るも悪路、下るも悪路です。
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R152に戻り、北上を続けます。
酷道が本領を発揮し出しますが、極端に狭いのと落石が多いというだけで
正直な所そこまで酷くありません。
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和歌山のR425(しにご)と比較すると1000倍マシです。
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なので緊張感が薄れるのか、私もかなり眠くなって来ました。
ウトウト…はっ!!!ウトウト…はっ!!!
毎度の事ですが、酷道区間を走っている間ずっとそういう状態です。
 
けんさんも全く同じ状態に陥っているのが後ろから見てて
非常に分かり易かったのでそれがあまりに面白くて目が覚めました(笑)
直線なのに極端にスピードが落ちる、
何もないとこでブレーキをかける、
ガクッ!!てなったのを見て笑いが止まらなくなりました。
目覚めさせなきゃと思うんですが、こういう時にクラクション鳴らして
ビックリさせると逆に危ないんじゃないかとか考えた挙句、
挙動が酷くならない限りは何もしないでおこうという結論に至った。
 
そんな状態でようやく辿り着いたここ。
観光名所となっている「ゼロ磁場(気場)」というパワースポットには
シャトルバスに乗って行かなければいけないんですが、
気場は日によって「気」が出ている場所が異なるらしく、
木の階段がある事から写真の場所も以前は気場だったのではという
けんさんの推論に非常に納得出来た為、
シャトルバスには乗らなかった。
というか、そんな元気がもうなかった…
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この写真が撮れれば充分過ぎるのだ。
ここが分杭峠なのだから!!!!!!!!!!!
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山を下りながら、またしても睡魔との闘いが始まった。
眠い。眠過ぎる。
こんな悪路を走ってるのに眠くなるなんて、
これは「気」の力なのではないかと思ってしまった。
 
山を下り、コンビニで休憩。
時刻は16時前。
伊那から高速に乗って帰るという話をすると…
 
「え、高速で帰るの?」
 
現在地はR361
R361と言えば御嶽山
まさか…
 
御嶽山走って帰るつもりなんすか?????!!!!!!!」
 
「高速の入り口まで行って元気があればそうする(笑)」
 
恐ろし過ぎる…そんな余力はない筈だ…
 
案の定、けんさんも高速に乗ってました(笑)
10月には某地へ連行される事が決定しました。
けんさん、またよろしくお願いします♪
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