20170819 北海道1
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では出発~翌翌日午前中までの記事です。
8/11
19時頃までに名神高速養老SAでnunと合流予定の為、
渋滞を考慮して早めに出発。
雨なのは分かっていたのでカッパを着てはいたのだが、
春日井辺りから猛烈な雨に見舞われた。
出発から数十分で靴の中がビタビタになる大誤算…
潔癖太郎な私としては靴の中の衛生が保たれないのは極めて屈辱的な
状態である。
養老に着くと雨は上がった。
今回の装備はsw-motechのタンクバッグ大、ポシェット、
バックパックという具合に急遽変更した。
これほどまでに荷物少ないのは私だけだったのでは…
モンベルのショルダーバッグにはレインカバーがなかったし、
走行中にずれて疲れるので。
このブルターレ800ドラッグスターで北海道に挑む人が他に存在するかは
不明だが、キャンプツーをしない限りはこれくらいの荷物で1週間くらいは
余裕です!!!!!
私は北海道に多大なる期待を寄せていた。
だからこそ、敢えてここまで北海道の天気は見ないようにして来た。
ところが、到着したnunから衝撃の事実が明かされる。
「帯広も知床も雨だって…」
いや、そんな事にはならないさ。
佐渡島の時も全部雨予報だったのに前夜になったら晴れに変わったし。
北海道だって晴れるに決まってるのさ。
しかし、私がこうやって前向きになる時は結果が出ない時なのを
私は知っている。
そして敦賀港に到着。
我々は見事先頭を陣取る事に成功。
数えた所バイクは100台くらい。ちょっと少ないらしい。
現地が雨であろうと、北海道に向けて旅立とうとしているライダー達の
表情は明るい。
バイク乗船の合図と共に一斉にエンジンを掛けて意気揚々と
フェリーに乗り込もうとするも、チケットの二次元バーコードの
スキャナーの調子が悪いらしくいきなり足止めを食らう事となった。
これ系のフェリーは九州ツー以来なので久々です。
ツーリストというクラスの相部屋ですが、ベッドの配置が極力
プライバシーを保護する形になっており、割といい。
敦賀出港0時30分
苫小牧東港到着21時30分
21時間をここで過ごします。
乗り物酔いが酷い私にとってはただの拷問です。
出港前の微弱な揺れですら軽く気持ち悪くなるので身体が動く内に
シャワーを浴びてベッドメイキングを済ませる必要がある。
私にとってフェリーの大浴場は戦場だ。
九州の時のフェリーの大浴場はイモ洗い状態でトラウマになるレベルだった。
如何に早く、人が少ない内に乗り込み、足拭きマットを汚されない内に
出れるかが試される時。
当然の事ながらシャワーを終えた後、私はまず靴下を履く事を最優先する。
素足で脱衣所に立っている事ほど苦痛な事はないからだ。
身体を起こしていると絶対に耐えられないので早々に寝ます。
21時間の内20時間は横になっていたでしょう。
そんな中、nunの裁縫をお手伝い。
数センチ縫っただけで瀕死です。
こうして何とか21時間を凌ぎ、雨の苫小牧東港に到着。
いよいよ北海道上陸の時が来た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この日はここから高速を使って芽室まで160km弱走って泊まります。
雨、気温13℃…
猛烈に寒い…
北海道で一番心配なのはガソリンスタンドです。
24時間開いてると思っていたSAのスタンドが実は20時までしかやって
おらず、いきなり宿に辿り着けないかも知れない危機に陥った。
高速を降りて探そうとしても、開いてるとこがある気がしないので
超低燃費走行で何とか宿に到着。
宿に着いて数分後には部屋はこの有様です。
夕食はこれ。
因みに、滞在5日の内3日間はカップ麺と缶詰めというスタイルに
なってしまった…
毎日夜まで走るので北海道らしい物を食べてる暇がないのだ。
翌朝もしとしと降り続く雨。
雨ざらしのブル男さん、可哀想に…
「さ…寒いブルぅぅぅぅ…」
愛知よりも常に10℃以上低い気温のせいか、既にブル男さんの
エンジンが一発で掛からない…
2日目の朝はすぐお隣の帯広に向かいます。
向かった先はここ。
nunの弟夫妻の家です。下の9Rは弟さんのです。
実はnunは北海道出身。
そう、だから北海道ツーはnunがいれば安心なのだ!!!!!!!!
晴れれば弟さんも一緒にナイタイ高原を走る予定だったのだが、
「雨は嫌だ…」という事で少し休憩させて頂く。
ここで2人の可愛らしい娘さんはnunの要望でこれを着せられます。
TシャツにペンキでZEPHYRと書いてあります。
私がフェリーで手伝ったのはステッチ。
nunは死ぬほどゼファーが好きなのだ。
私はソロ活動日に走る地元民オススメルートを弟さんから教えて
頂きました♪
我々を見送りがてら、この近くの白樺並木へと案内して貰うも
車があって思うように撮影出来ず。
nun弟一家にここで見送って貰い、我々は少し北にある
ナイタイ高原を目指しました。
忘れない内に、今回走った大まかな全ルートです。
これで2,000km弱でした。
雨は上がり、時折晴れ間も見える。
初めて走る北海道の道は聞いていた通りどこまでも真っ直ぐ続いて行く。
そしてナイタイ高原に到着。
標高の低い所ではそこそこ景色も見えていたのだが…
展望台付近では絶望的な天候に…
そして…
ぶ…ブル男さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「もう泥まみれだブルぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
いきなりご立腹なブル男さんであった。
時刻は正午過ぎ。
タウシュベツ橋梁編へと続きます。