20130506 九州
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前日夜、最終目的地である九州最南端の佐多岬へのルートと
所要時間を確認すると、130km全て下道しかない事が判明。
フェリーという事を考えると7時とか8時とか生ぬるい時間に出発では
絶対に間に合わないと判断。
旅先では朝ゆっくりしたいんだけど、苦渋の決断で4時起き。
4時に起きはしてもすぐに身体が動かず、5時半出発。
R10~R220で海岸線をひたすら南下します。
桜島はすぐ近くなんですが、朝もやではっきり見えず、
道の駅まで来てようやく写真が撮れそうな景色に。
私のカメラ、iPhoneよりしょぼいんじゃないかという疑惑が浮上しました。
何をどんな設定で撮ってもしっくり来ません。基本的に白っぽくなります。
フォーカスをバイクに合わせたら景色なんてほとんど白くなります。
もくもくと煙を上げる桜島は、男らしい印象を受けました。
この辺りは火山灰が路面に積もっており、
火山灰によるスリップ注意という本州では絶対に見ない警告もありました。
最初の写真、タイヤが白くなってるのは火山灰ですね。
雨だったらとてつもない汚れ方したと思います。
撮影もほどほどに、まだまだR220を南下、
K68~R269~K68(超快走路)と走り、無料開放されている佐多岬ロードパークのゲートを
くぐるとジャングルの様な雰囲気に。
そこかしこで猿が飛び跳ねてました。
路面は荒れ、雰囲気も荒廃しており、少々不安になる道でしたが
駐車場に到着。
ここから佐多岬まで800mはまさかの徒歩。
まあ、分かってはいましたけど、800mって事は往復1600mなんでかなりしんどいです。
革装備だとしんどさが5倍くらいになるんで。暑いし。
来たのが今で良かったです。
夏にあの道歩いたら間違いなく危険な生物に襲われます。
いつものように心臓バクバクさせながら800mの険しい道を歩き、
展望台に辿り着くと…
これが太陽系最強の岬(M1100のTさん談)佐多岬です!
ライダーは岬好きって言いますが、
これまで訪れた岬がただの岩に思える景色です。
神々しく、威厳の様なものを感じる場所です。
遂にこの地にやって来たのだ…
絶対に歩いて行けないであろうあの灯台。
万里の長城みたいのが非常に気になります。
今回、もしGWじゃなくてしかも1人だったら私の場合自走で九州行こうとするでしょう。
でも、自走で来てたらここまで歩く気力も体力も絶対ないです。
フェリーの凄さをここで思い知りました。
とにかく晴れて良かったです。
ここまで来て雨だったら喜びは半分でしょうから。
ここからまた800m歩く訳です。
徒歩の平均時速は大体4.8kmとされてますが、
1km切るくらいの速度でしか歩けませんでした。
駐車場にあったガジュマルの木で撮影。
最南端まで来たのでヘルメットは脱ぎました。
笑顔に見えますが拡大すると軽くひきつってるんで拡大禁止です。
早朝発で道が空いていたのもあり、時間的に余裕が出来ました。
来た道を引き返しながら志布志港へと向かいます。
今回彼女は50リットル超えのシートバッグパンパンに荷物を積んでおり
あまりスピードも出せずバンクもさせられないので、
先ほどの快走路を快走出来ません。
という事で、私だけ快走させて貰いました。
志布志港には予定よりかなり早い14時過ぎに到着。
しかしGW最終日という事もあり、フェリーは満席で乗船時の混雑が予想される為に
15時から乗船開始。
乗船待ちの間に話しかけて来た浜松の14R乗りの方と友達になりました。
さて、今回のフェリーはさんふらわあです。
私が幼稚園の頃だったか、何故か家でさんふらわあが話題になった事があって、
誰かのお土産で貰ったのかさんふらわあの下敷きがあったんです。
家の誰がさんふらわあに乗った訳でもないのに、
さんふらわあの写真が飾られてもいました。
イメージが大人になってもありました。
一生乗る事はないと思っていたさんふらわあに乗れるなんて
夢にも思いませんでした。
乗船し、早めの夕食を取り、甲板から夕日を撮影。
さらば鹿児島。
結構疲れたので、19時くらいにうたた寝。
夢を見ました。
見知らぬ家の庭。
地震で逃げ惑う私。
21時、目が覚めると猛烈に気分が悪い…
寝てる間に船酔い。そんな現象が起こり得るのか。
さんふらわあ、かなり揺れたのとたまに来るエンジンか何かの振動が
余震にそっくりだったんです。
彼女に酔い止めを貰い、そのまま眠りに就きました。
本日7時40分大阪南港に到着。
渋滞が心配でしたが高速は全く渋滞しておらず、
昼には無事に帰宅出来ました。
今回は滞在期間2日だったので、ごく一部しか走れませんでしたが
また来年も九州行きたいです。
こうしてGWは一瞬で終わってしまいました。